後頭葉にできる脳腫瘍とは
後頭葉は頭蓋骨の後部に位置し、頭頂葉・側頭葉と小脳をつなぐ役割を持つ大脳皮質の一部です。ここに腫瘍が発生すると、視覚情報の処理に重大な影響が出ます。
症状
- 部分的または全盲になることがある
- 視覚情報の認識障害(形や色の判別が困難)
- 文字や書かれた情報の読解力低下
- 発作(痙攣)や頭痛、光過敏
分類
世界保健機関(WHO)は脳腫瘍をⅠ級(非活動性・良性)からⅣ級(最も悪性・侵攻性が高い)までの4段階で分類し、腫瘍の増殖速度や予測される行動を示します。
診断方法
頭痛・嘔吐・光過敏などの症状が出た場合、まずMRIやCTで画像診断を行います。ただし、腫瘍が小さいうちは画像に映らないこともあり、症状が進行してから明確に確認できることがあります。
治療法
腫瘍の位置や大きさに応じて以下の治療が選択されます。
- 外科手術:腫瘍の全摘出または部分摘出
- 放射線療法:数週間にわたって腫瘍を縮小
- 化学療法:腫瘍細胞を毒性で攻撃
- 免疫療法:生物学的エージェントで腫瘍細胞を破壊
手術適応の可否
腫瘍が脳実質の深部に位置し、手術で除去すると周囲の重要部位に重大な損傷を与える恐れがある場合は「手術不適応」と判断されます。その際は放射線や化学療法など、非外科的アプローチが中心となります。
