悪性神経膠腫とは何か

悪性神経膠腫は、脳や脊髄のグリア細胞から発生する腫瘍です。米国がん協会によると、悪性脳腫瘍の約80%が神経膠腫であり、正常な脳組織に浸潤しやすく、治療が難しいことが特徴です。腫瘍の種類によって予後は大きく異なります。

タイプ

  • 星形膠腫(アストロサイト由来) – 最も一般的で、成長速度は低速から高速まで様々。高速に増殖するものはグリオブラストーマと呼ばれ、成人の悪性脳腫瘍で最も頻度が高い。
  • 乏突起膠腫(オリゴデンドロサイト由来)
  • 上衣細胞腫(エペンディマ細胞由来)

診断

  • 症状が出た時にCTやMRIで画像診断し、必要に応じて生検を行います。主な症状は頭痛、けいれん、筋力低下、しびれ、言語障害、性格変化、視力障害、平衡感覚障害、吐き気・嘔吐などで、腫瘍の部位により多様です。

治療

  • 外科的切除、放射線療法、化学療法の組み合わせが基本です。腫瘍の位置や進行度に応じて、脳の浮腫を抑えるステロイドやけいれん予防薬が併用されます。

リスク要因

  • 年齢が上がるほど発症リスクが高まり、男性にやや多く見られます。
  • 過去に頭部放射線治療を受けたことがあるとリスクが増加します。
  • 稀に家族歴や特定の遺伝性疾患が関与しますが、明確な要因はまだ多く不明です。

予後

  • 上衣細胞腫は正常組織への浸潤が少なく、治療成功率が比較的高いです。
  • 非浸潤性星形膠腫も治療に対する反応が良好です。
  • その他の星形膠腫や乏突起膠腫は治療が困難で、完全な治癒は期待しにくいことがあります。

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