悪性脳幹腫瘍の兆候と治療法
原因
アストロサイトーマや膠芽腫は遺伝的要因が関与することがあります。その他、ウイルス感染、頭部外傷、免疫系の異常、放射線被曝などもリスク要因とされています。転移性腫瘍は体の他部位で発生したがんが血流やリンパを通じて脳へ転移したものです。
アストロサイトーマ・膠芽腫の症状
小児は成人に比べ、脳幹部にアストロサイトーマや膠芽腫が発生しやすいです。腫瘍が拡大すると近隣の脳幹部位を圧迫し、以下のような症状が現れます。
- 朝方の頭痛が強く、日中は軽減する
- 吐き気や嘔吐、食欲不振
- 発作(けいれん)
- 運動失調や筋力低下、しびれ感
- 過度の眠気
- 視力変化、言語障害、記憶障害
膠芽腫(グリオブラストーマ・マルチフォーム)
膠芽腫はアストロサイトーマの高度進行形で、予後は非常に厳しいです。Cedars‑Sinai Medical Center のデータによれば、患者の約4分の1しか2年生存できません。症状はアストロサイトーマと類似していますが、主に50歳以上の成人に見られます。
転移性腫瘍
原発部位のがんの種類に応じて、転移性脳腫瘍は同じがん名で呼ばれます。症状は他の脳幹腫瘍と同様で、腫瘍の位置や大きさにより様々です。
治療法
脳幹部の腫瘍は手術が難しいため、放射線療法や化学療法が中心となります。手術が可能な場合でも、術後に化学療法が行われることが一般的です。
