手術以外の脳腫瘍治療
手術が適さない脳腫瘍患者に対しては、手術以外の治療法が選択されます。腫瘍が大きすぎる、あるいは危険な部位にある場合は手術が不可能と判断され、化学療法や放射線療法などが用いられます。また、症状緩和を目的とした薬物療法も行われます。
治療の種類
- 化学療法:がん細胞を殺す薬剤を投与。経口、静脈注射、または胸部に埋め込むポートから投与。
- 放射線療法:腫瘍部位に高エネルギー放射線を照射。通常は週5日、数週間にわたって実施。
- 症状緩和薬:ステロイドなどで脳の腫れを抑え、視覚・言語障害や筋力低下などの症状を軽減。
治療の目的と機能
- がん細胞の破壊、腫瘍縮小、症状軽減、生活の質向上を目指す。
- ステロイドは脳浮腫を減少させ、症状改善に寄与。
特徴と実施方法
- 放射線療法は通常、数週間にわたり1日5回の照射が行われる。高度な放射線技術は外科的装置が必要な場合がある。
- 化学療法は投与方法や頻度が薬剤により大きく異なる。
留意点・制限事項
- 放射線は健康な脳組織へのダメージリスクがあるため、照射量は個人差や部位に応じて制限される。
- 化学療法は副作用の耐容性により継続が困難になることがある。感染リスクの増大などが主な制限。
副作用
- 化学療法:吐き気、脱毛、倦怠感、貧血など。
- 放射線療法:脱毛、嘔吐、頭痛、脳浮腫。
- ステロイド:不眠、気分変動、食欲増進・体重増加。
- 副作用緩和のための対策薬が事前・事後に使用される。
