過食性嘔吐(過食症)による身体への影響
口腔
嘔吐に伴う胃酸が歯のエナメル質を侵食し、虫歯や歯の感覚過敏を引き起こします。また、口腔内の粘膜が刺激され、歯茎や口内に潰瘍や炎症が生じやすくなります。
食道
自発的な嘔吐を繰り返すことで食道に炎症や潰瘍ができ、最悪の場合は食道破裂につながり、命に関わる危険があります。
栄養失調
頻繁な嘔吐により必要な栄養素が体内に吸収されず、髪の抜け毛、爪のもろさ、皮膚の乾燥などの栄養失調症状が現れます。
心臓・循環器系
嘔吐による脱水と電解質バランスの乱れ(特にカリウム低下)は低血圧や不整脈を引き起こし、最悪の場合は心筋梗塞や心停止に至ります。
その他の合併症
腎臓や肝臓の機能障害、骨粗鬆症、糖尿病、睡眠障害、不妊、さらには脳卒中や臓器不全のリスクが高まります。適切な治療が行われなければ死亡リスクも増大します。
心理的影響
本人は強い罪悪感や羞恥心に苦しむだけでなく、家族や友人も心理的負担を抱えます。治療は患者本人だけでなく、周囲の支援体制も含めた包括的なアプローチが必要です。
