クレオソートによる皮膚の化学火傷

識別

クレオソートによる皮膚の火傷は熱ではなく化学反応によるものです。クレオソートは熱くなくても皮膚に触れるだけで刺激を起こし、長時間接触すると化学火傷に進行します。軽度の場合はかゆみや刺すような痛みがありますが、深い火傷は激しい痛みを伴います。

治療法

クレオソートが付着したらまず皮膚から完全に除去します。石鹸で洗い流し、冷水で冷やします。氷で冷却しても構いません。続いて、ワセリンや痔用軟膏(Preparation H)をたっぷり塗ります。症状が落ち着いたら、ミント入りの歯磨き粉を軽く擦ってみると刺激が和らぐことがあります。市販の火傷軟膏も有効です。

予防策

クレオソートに触れる可能性がある作業を行う際は、必ず手袋や保護服を着用してください。煙が多く出る火は避け、乾いた薪だけを使用し、燃焼温度を高く保つことでクレオソートの付着を抑えられます。夜間は暖炉や薪ストーブの火力が弱くなるため、朝に一度強火にして前夜のクレオソートを燃やし切ると効果的です。

注意点

皮膚に開放創ができている場合は、ワセリンは使用しないでください。空気が届かず治癒が遅れる恐れがあります。その代わりに創部をしっかり洗浄し、氷や冷却パックで冷やし、ガーゼで覆って保護します。

考慮すべき点

煙突にクレオソートが大量に溜まっていると、煙突火災や爆発の危険があります。専門業者に清掃を依頼するのが安全です。自分で清掃しようとすると、重度の化学火傷を負うリスクがあります。

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