火傷の治癒過程とは?

炎症期(0〜4日)

火傷直後、体は炎症反応を起こし、創部を保護しながら治癒を促進します。血管が拡張し血流が増えるため、赤み・熱感・腫れが見られます。好中球やマクロファージなどの免疫細胞が創部に集まり、損傷組織や異物、病原体を除去します。この段階で創床が次の組織修復に備えます。

増殖期(5〜21日)

新しい組織と血管が形成される時期です。線維芽細胞が創部に移動し、コラーゲン繊維を産生して細胞外マトリックスを構築します。新生血管が酸素と栄養を供給し、上皮細胞が創辺から増殖・移動して創面を覆い、上皮化が進みます。

成熟・リモデリング期(21日〜数か月)

新形成組織の成熟と再構築が行われます。コラーゲンがさらに産生・再配列され、組織の強度と弾力性が向上します。創は収縮し、瘢痕は徐々に目立たなくなります。この過程は数か月、場合によっては数年続き、機能的・審美的な回復が進みます。

治癒を助けるポイント

適切な創傷管理、バランスの取れた栄養・水分摂取、感染予防は、治癒を促進し瘢痕形成を最小限に抑えるために重要です。

火傷の深さと治癒期間の関係

表皮のみの1度火傷は数日で自然に回復しますが、真皮や皮下組織まで及ぶ2度・3度火傷は上記の全プロセスが必要となり、治癒期間は数週間から数か月になります。

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