ティコシン(ドフェチロイド)の安全性と高齢者への使用
臨床試験に参加した患者のほぼ半数は65〜89歳で、全体的に高齢者と若年成人で安全性に差は見られませんでした。
ティコシン(ドフェチロイド)とは
- 米食品医薬品局(FDA)に承認された抗不整脈薬で、心房細動などの特定の不整脈治療に用いられます。
心房細動(AF)について
- 米国心臓協会によると、約220万人が罹患しており、65歳以上の人々に最も多い「重篤」な不整脈です。年齢が上がるほど発症率は増加します。
腎機能と投与調整
- ティコシンの添付文書では年齢に基づく用量調整は推奨されていませんが、クレアチニンクリアランス(腎機能の指標)に応じた調整が必要です。高齢者は腎機能低下のリスクが高いため、注意が必要です。
クレアチニンクリアランスの測定
- 簡易血液検査でクレアチニンクリアランスを算出し、その結果に基づいて個別に投与量が決定されます。
治療開始の手順
- 製薬会社Pfizerは、全ての年齢層の患者が最低3日間は医療機関で治療を開始し、心電図モニタリングとクレアチニンクリアランスの計算を行うこと、必要に応じて心肺蘇生ができる体制を整えることを推奨しています。
