動脈へのカルシウム沈着の原因とは
概要
動脈へのカルシウム沈着は原因がはっきりしていないものの、さまざまな要因が関与していると考えられています。予防策は原因を特定できなくても、リスクを低減する手がかりとなります。
大動脈弁石灰化
メイヨークリニックによると、血流が大動脈弁を何度も通過することで、弁の葉にカルシウムが沈着することがあります。二尖弁(先天性の二葉弁)を持つ人は特にリスクが高く、カルシウム沈着により弁が硬くなり、狭窄が起きて心筋梗塞の危険が増します。ただし、沈着が無症状のままの場合もあります。
腎臓結石とカルシウム沈着
科学者はカルシウム沈着の正確な原因はまだ特定できていませんが、腎臓結石と病的石灰化の間に関連性があることを確認しています。2010年以降、特定のタンパク質や細胞応答がカルシウム沈着に与える影響が研究されています。
動脈硬化
動脈硬化は、カルシウム、脂肪、コレステロールが動脈内壁に蓄積することで起こります。MedLine Plusの情報によると、脂肪性物質が厚く硬くなるとカルシウムが沈着し、プラークが破裂したり血管が狭くなったりすると、血栓と合わせて血流が阻害されます。
リスク要因
糖尿病、高血圧、高コレステロール、心疾患の家族歴があると動脈硬化のリスクが高まります。また、高脂肪食、喫煙、肥満、過度の飲酒も危険因子です。
治療・予防
心筋梗塞や脳卒中を防ぐために生活習慣を見直しましょう。カルシウム沈着の根本原因は不明ですが、脂肪の多い食事を控え、果物・野菜・魚を多く摂取し、アルコールは適量にし、1日60〜90分の運動を行い、血圧を140/90mmHg未満に保つことが推奨されます。
