アルコールが拡張期血圧に与える影響と対策
定義
国立心臓・肺・血液研究所(NHLBI)によると、拡張期血圧は心臓が収縮した後に弛緩しているときの血管内の血圧です。血圧測定の下側の数値が拡張期血圧です。正常値は80 mmHg 未満で、80〜89 mmHg は前期高血圧、90〜99 mmHg は第1期高血圧、100 mmHg 以上は第2期高血圧と分類されます。メイヨークリニックは、60 mmHg 未満は低血圧としています。
危険性
拡張期血圧が高いと、心筋梗塞、脳卒中、腎不全などの重大な疾患リスクが増大します。NHLBI は、80 mmHg を超えるとリスクが上昇し、数値が高くなるほど危険度も高まると指摘しています。
アルコールの影響
フィンランド・タンペレ大学医学部の研究では、飲酒量と拡張期血圧の上昇に相関があることが示されました。研究対象は女性で、アルコール依存症の人が最も高い血圧を示し、重度の飲酒者が次に高く、全く飲まない人は最も低い血圧でした。
安全な飲酒量
血圧上昇を防ぐため、NHLBI は男性は1日あたりビール12オンス(約350ml)・ワイン5オンス(約150ml)・80プルーフ(約45%)のスピリッツ1.5オンス(約45ml)を2杯まで、女性は1杯までに抑えるよう推奨しています。これを超えると血圧上昇のリスクが高まります。
医療機関への相談
血圧やアルコールの影響が気になる場合は、次回の受診時に医師に相談しましょう。医師はアルコールと高血圧の関係を説明し、依存症の場合は適切な治療計画を提案してくれます。
