トリグリセリドが高いときの対策と治療法
はじめに
トリグリセリドは体のエネルギー源として必要ですが、過剰になると脳卒中や心血管疾患、膵炎のリスクが高まります。トリグリセリドは食事から取り込まれ、肝臓でも合成されます。脂肪やカロリーの多い食事は血中トリグリセリドを上昇させ、余剰カロリーは脂肪として蓄えられます。したがって、食生活の改善が最も重要な対策です。場合によっては薬物療法が必要になることもあります。
必要なもの
- オメガ‑3脂肪酸サプリメント(またはオメガ‑3を多く含む魚)
具体的な手順
血液検査で基礎値を確認
まず医師に血中トリグリセリドの検査を受けてもらいましょう。基礎値が分かれば、軽度の上昇と重度の上昇で治療方針が異なります。
服用中の薬を確認
プロテアーゼ阻害剤、ステロイド、レチノイド、β遮断薬、エストロゲンなどはトリグリセリドを上げることがあります。糖尿病、甲状腺機能低下症、腎臓病などの基礎疾患も併せて治療しましょう。
アルコール摂取を制限
アルコールはトリグリセリドを大きく上昇させます。女性は1日1杯、男性は2杯以下に抑えることが推奨されています。
体重管理
過体重や肥満の場合は体重を減らすことでトリグリセリドが低下します。カロリー摂取を抑えて、余剰エネルギーが脂肪に変わらないようにしましょう。
オメガ‑3を積極的に摂取
サーモン、サバ、イワシ、ニシン、マグロ、亜麻仁などオメガ‑3が豊富な魚や種子を毎日摂取します。食事で十分でない場合は、1日あたり4gのオメガ‑3サプリメントを目安にしましょう。
糖質・精製食品を控える
砂糖が多いお菓子や白米、白パンはインスリン分泌を促し、トリグリセリドを上げます。代わりに水溶性食物繊維が豊富な全粒クラッカーや野菜・果物を選びましょう。
コレステロールと飽和脂肪の摂取を制限
1日のコレステロールは300mg以下に抑え、卵黄、脂肪の多い肉、全脂乳製品は控えます。オリーブオイルやキャノーラ油に置き換え、赤肉より魚を選び、トランス脂肪酸を含む揚げ物や加工菓子は避けましょう。
スタノール・ステロール配合の調味料を活用
サラダドレッシングやマーガリンで、植物性スタノールやステロールが含まれる商品を選ぶと、トリグリセリドとコレステロールの低下に役立ちます。
定期的な運動
週にほぼ毎日、30分以上の有酸素運動を行いましょう。運動はトリグリセリドだけでなく、LDLコレステロールの低下や脂肪燃焼、心血管疾患予防にも効果的です。
必要に応じて薬物療法
医師の判断でスタチン、フィブラート、ニコチン酸などが処方されることがあります。スタチンはLDLを下げつつトリグリセリドも低減します。また、処方用オメガ‑3製剤(例:ロバザ)も有効ですが、コレステロールが上がる可能性がある点に注意してください。
まとめ
トリグリセリドの管理は食事・生活習慣の改善が基本です。医師と相談しながら、必要に応じてサプリや薬を取り入れることで、健康リスクを大幅に減らすことができます。
