クラミジアを長期間放置するとリンパ節が腫れることはありますか?
リンパ系への影響
クラミジアは、性行為で感染する細菌(Chlamydia trachomatis)です。感染が進行すると、子宮頸部・尿道・直腸などの感染部位からリンパ系へ広がることがあります。リンパ系は体内の感染防御ネットワークで、細菌が侵入すると免疫反応が起こります。
リンパ節の腫れ(リンパ腺腫脹)
細菌がリンパ系に到達すると、感染が起きた部位のリンパ節が腫れます。リンパ節は細菌や異物を捕捉するフィルターの役割を持ち、腫れることは免疫細胞が活発に働いているサインです。
腫れが起こる部位
感染部位に応じて腫れるリンパ節の場所は変わります。例えば、性器周辺の感染では鼠径部や骨盤のリンパ節が腫れ、喉に感染した場合は頸部のリンパ節が腫れます。
慢性化した感染
治療せずに放置すると、クラミジアは体内に何年も潜伏し続け、慢性炎症を引き起こすことがあります。慢性的な感染は、同じリンパ節が長期間にわたって腫れ続ける原因となります。
二次感染のリスク
未治療のクラミジアは、女性では骨盤内炎症性疾患(PID)、男性では精巣上体炎などの二次感染を誘発します。これらの合併症でも免疫反応が強まり、リンパ節の腫れがさらに顕著になることがあります。
主な症状
リンパ節の腫れに加えて、次のような症状が現れることがあります。
- 膣や陰茎からの分泌物
- 排尿時の痛みや灼熱感
- 下腹部の痛み
- 発熱
- 性交時の痛み
診断と治療のポイント
クラミジア感染が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診し、尿検査や培養で診断します。早期に抗生物質(例:アジスロマイシンやドキシサイクリン)で治療すれば、リンパ節の腫れや他の合併症を防げます。治療中はパートナーも検査・治療し、再感染を防止することが重要です。
