風邪はなぜ起こるのか?原因とメカニズム
風邪とは何か
「風邪」は「普通の」風邪という意味で、実際にはウイルス性の上気道感染症です。免疫系がウイルスと戦うことで自然に治ります。
ウイルスが原因
風邪を引き起こすウイルスは200種以上知られています。ウイルスは遺伝子、タンパク質、脂質、糖タンパク質のコートからなる微小な生物で、宿主細胞に感染して増殖します。
主なウイルスの種類
- ライノウイルス:最も多く、全風邪の約40%を占め、110種類以上が確認されています。鼻の粘膜で増殖しやすく、摂氏33度前後で活発です。
- コロナウイルス:成人の冬・春に主に感染し、数種類が人に感染しますが、培養が難しいため研究が限られています。
- 呼吸器合胞体ウイルス(RSV)やパラインフルエンザウイルス:成人では軽い風邪ですが、子どもでは重篤な下気道感染や肺炎を引き起こすことがあります。
- 未特定ウイルス:症状が曖昧で研究が困難なウイルスも存在します。
感染拡大の要因
子どもは学校や保育園で多くの人と接触するため、風邪の感染が頻繁に起こります。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、年間約2200万校日が風邪のために失われています。
低湿度は鼻粘膜を乾燥させ、ウイルス感染のリスクを高めると考えられています。一方、食事や運動、扁桃腺の有無は風邪の発症に直接的な影響は確認されていません。ただし、ストレスやアレルギーは免疫機能に影響し、罹患率を上げる可能性があります。
予防と対策
手洗いやうがい、十分な睡眠といった基本的な衛生管理が最も効果的です。寒さや暑さ自体が直接風邪を引き起こすわけではありません。
