刺激に対する興奮性と導電性は、体のある部位から別の部位へ電気信号を伝えるか?
興奮性(刺激応答性)とは
興奮性は、細胞や組織が刺激を受けて電気信号を発生させる能力です。神経系では、興奮性があることでニューロン同士が電気的メッセージ(活動電位)をやり取りします。
導電性とは
導電性は、物質が電流を通しやすい性質を指します。神経系では、導電性がニューロンの軸索を沿って活動電位が伝わることを可能にします。
興奮性と導電性が協働して電気メッセージを伝える仕組み
ニューロンが刺激を受けると、活動電位が軸索を走り、シナプスで神経伝達物質が放出されます。この神経伝達物質が次のニューロンに作用し、興奮または抑制を引き起こすことで、情報が体の別の部位へと伝わります。
具体的なステップ
- 刺激の受容:触覚・熱・音などの刺激がニューロンに届く。
- 興奮性の発動:細胞膜が脱分極し、内部が外部より正に帯びる。
- 活動電位の発生:脱分極が閾値を超えると、短時間の膜電位反転(活動電位)が起こる。
- 導電性による伝搬:ミエリン鞘で絶縁された軸索を沿って活動電位が高速で伝わる。
- 神経伝達物質の放出:軸終末に到達した活動電位がシナプス小胞を開き、神経伝達物質がシナプス間隙へ放出される。
- シナプス伝達:放出された物質が受容体に結合し、次のニューロンを興奮または抑制する。
- 信号の連鎖伝搬:受容ニューロンが再び活動電位を発生させ、情報が次々と伝わる。
この一連のプロセスにより、神経系は身体の各部位間で迅速に情報をやり取りし、運動制御や感覚認知、内臓機能の調整などを実現します。
