1型糖尿病の原因は?
1型糖尿病(T1DM)の正確な原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
遺伝的素因
家族に1型糖尿病の患者がいると発症リスクが高まります。ヒト白血球抗原(HLA)遺伝子や、免疫機能に関わるその他の遺伝子がリスク増加と関連しています。
自己免疫機能障害
1型糖尿病は自己免疫疾患です。免疫系が誤って膵臓のβ細胞(インスリンを産生する細胞)を攻撃・破壊します。なぜ免疫系がこのように誤作動するかは未だ不明です。
環境要因
遺伝的に素因がある人では、特定の環境刺激が発症を促す可能性があります。ウイルス感染、化学物質への曝露、食事要因、腸内細菌叢の乱れなどが報告されていますが、因果関係は現在も研究中です。
1型糖尿病は感染症ではありません。遺伝的要因と環境要因が組み合わさって発症すると考えられ、今後の研究で原因解明が進むことが期待されています。
