インスリンポンプの取り付け手順
構成部品
インスリンポンプは、ポンプ本体、インスリンリザーバー(インスリン貯蔵部)、インフュージョンセットの3つの基本部品から構成されます。ポンプの操作で投与量を設定すると、リザーバーに入ったインスリンがインフュージョンセットを通じて皮下に届けられます。インフュージョンセットは、皮下に挿入するカニューレと細いチューブで構成され、チューブはリザーバーに接続されています。リザーバーはシリンジに似た形状で、ポンプ内部に収められ、ポンプ機構と連結されています。
インスリンリザーバーの装着
リザーバーはシリンジと同様にインスリンを充填します。リザーバーの先端に付属の針を取り付け、インスリンボトルに刺してプランジャーを引き、リザーバーを満たします。充填後は大きな気泡が残っていないか確認してください。気泡がある場合は、リザーバーを垂直に立て、少し傾けて軽く叩き、気泡を先端に移動させます。プランジャーを少し押し込み、気泡を排除します。最後にリザーバーをポンプ本体に装着し、インフュージョンセットのチューブに接続します。
インフュージョンセットの装着
インフュージョンセットはメーカーごとに形状が異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。一般的には、カニューレを皮下に90度、または皮膚に対してやや平行になる角度で挿入します。装着部位は、腹部、臀部上部、太ももなど脂肪が多い場所が推奨されます。装着後、ポンプ側で所定量のインスリンを送出してカニューレを満たす必要がある機種もあります。チューブの一部を小さくループさせ、テープで皮膚に固定しておくと、引っ掛かって外れにくくなります。
ポンプの装着と携帯
ポンプはポケットに入れたりベルトにクリップで留めたりして日常生活に組み込めます。目立たせたくない場合は、メーカーが提供する太もも用ホルダーを使用すれば衣服の下に隠すことができます。また、ポケットに小さな穴を開けてチューブを通す方法もあります。最も重要なのは、ポンプが安全に装着されていることと、使用者が快適に感じられることです。
