人工義足に使用されるプラスチック素材

義足の製作において、使用される素材は強度、柔軟性、快適性に大きく影響します。プラスチックは軽量で加工しやすく、義足のさまざまな部品に利用されています。

プラスチックポリマーラミネート

ポリマーラミネートは義足ソケットの成形に使われます。液体状態のプラスチックに硬化剤を混合し、モデルに塗布すると、繊維強化素材が浸透し、軽量かつ高強度の層が形成されます。主に使用されるのはアクリル、エポキシ、ポリエステルです。

補強繊維(リインフォースメントテキスタイル)

ナイロン、炭素繊維、ダクロン、ケブラーなどのプラスチック繊維は、義足の強度向上に欠かせません。ソケット作成時に複数の繊維を組み合わせることで、ケブラーやガラス繊維の柔軟性と炭素繊維の高強度を同時に実現します。

熱可塑性樹脂(サーモプラスチック)

義足の構造部材として、ポリプロピレンとポリエチレンが最も一般的です。ポリプロピレンは剛性が高く、支柱やフレームに使用されます。一方、低密度ポリエチレンは柔軟性があり、可動部に適しています。さらに、ポリプロピレンとエチレンの共重合体など、柔軟性や割れにくさを兼ね備えたブレンド素材も利用されています。

化粧用フォーム(コスメティックフォーム)

義足の外観を自然に見せるために、ポリウレタンやポリエチレン製のフォームが覆われます。膝上は柔らかく、膝下はやや硬めの素材が選ばれ、サイズに合わせてカスタム成形されます。また、肌色に合わせた着色や、毛髪のような細部表現も可能です。

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