ペットとMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)

MRSAとは

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、ヒトだけでなく犬や猫、豚、牛、馬などの動物でも感染が報告されている耐性菌です。皮膚や軟部組織の感染の主な原因として知られています。

コロニゼーション(保菌)

MRSAは健康なペットや人の皮膚や鼻腔に常在することがあります。症状が出ない状態を「保菌」と呼び、症状が現れた場合は「感染」と呼びます。

感染症状

  • 軽度の皮膚炎から深刻な創傷感染までさまざまです。
  • 場合によっては血流感染、心臓疾患、肺炎、髄膜炎など全身に及ぶことがあります。

感染経路

主に直接接触によって伝播します。以前は人からペットへの一方向と考えられていましたが、現在は人↔ペットの双方向に感染が起こり得ることが確認されています。

リスクが高い動物

免疫力が低下している動物は感染しやすく、免疫抑制状態の飼い主がいる場合や、療養施設でセラピー動物として活動するペットもリスクが高まります。

治療法

保菌や感染が疑われる場合は獣医師の診断が必要です。皮膚感染は外用薬で治療し、重症例や全身感染が疑われる場合は抗生物質が使用されます。

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