喫煙が脾臓に与える影響とは?
喫煙は全身に様々な害を及ぼしますが、脾臓への影響はあまり語られません。タバコのニコチンは血流に取り込まれ、脾臓を含む多数の臓器の機能に変化をもたらすことが分かっています。
機能
脾臓は血液中の老化した赤血球や細菌を除去し、免疫機能の一端を担う重要な臓器です。
影響
ブロークヘブン国立研究所の研究によれば、ニコチンは脾臓における酵素「モノアミン酸化酵素B(MAO‑B)」の活性を低下させます。
特徴
MAO‑Bは血圧上昇に関与する化学物質や、食事中のアミン、神経伝達物質を分解する役割を持ちます。これが減少すると、血圧調整や神経系のバランスに影響が出ます。
結果
同研究では、喫煙者の体内でMAO‑B活性が最大で46%減少することが確認され、健康維持能力が著しく低下することが示されました。
考慮すべき点
脾臓は必須臓器ではなく、他の臓器が一部の機能を代替できますが、ニコチンによるMAO‑Bの低下は全身の代謝や免疫に広範な影響を与える可能性があります。
