肝臓疾患に対するα-リポ酸の効果
肝臓疾患とは
肝臓は生命維持に不可欠な臓器で、解毒、たんぱく質合成、消化補助の役割を担います。肝臓の機能が障害されると、黄疸や体臭、口臭、舌のコーティングなどさまざまな症状が現れます。
肝臓疾患の主な症状
- 口臭・体臭の悪化、舌が白くなる
- かゆみを伴う皮膚炎や黄疸(皮膚や眼球が黄色くなる)
- 目の充血・むくみ、眼の下のくま
- 赤みのある頬やにきび様の皮膚斑点
リポ酸(α-リポ酸)とは
リポ酸は有機硫黄化合物で、酵素の補因子として必須です。1990年代以降、サプリメントとして1日100〜200 mgが一般的に摂取されています。抗酸化作用が高く、ビタミンC・E欠乏症の症状緩和や、肝臓疾患の改善効果が報告されています。
研究の歴史
米国国立衛生研究所(NIH)のフレッド・バートラー博士がリポ酸の血糖降下効果に注目し、1977年にバートン・バークソン博士が肝臓疾患患者への臨床試験を開始しました。その結果、一部の患者で肝機能の改善が確認されました。
α-リポ酸が肝臓に与える効果
バークソン博士は、α-リポ酸は「炭水化物からエネルギーを産生する際の律速因子」であると述べています。臨床試験では、α-リポ酸とセレニウム、シリマリン(ミルクシスル抽出物)を併用することで、肝臓の破壊を止め、機能回復がみられるケースが多数報告されています。すべての患者に効果があるわけではありませんが、成功率は高く、肝臓疾患に悩む人々にとって有望な治療法とされています。
ただし、自己判断での摂取は避け、必ず医師と相談の上で使用してください。
