舌がんの症状と早期発見のポイント
米国がん協会(American Cancer Society)によると、米国内で毎年7,000件以上の舌がんが新たに診断され、人口約3万7千人に1人が罹患しています。診断された患者の約7人に1人が死亡しますが、早期に発見し治療すれば生存率は非常に高くなります。早期発見のためには、舌がんの警戒サインを知っておくことが重要です。
舌がんの種類
舌がんは口腔がんの一種と呼ばれ、主に以下の2タイプに分けられます。
- 口腔舌がん(口腔腔がん):舌の前半部または上2/3に発生します。
- 口咽頭がん(オロファリンジアルがん):舌の奥側、根元に発生します。タイプは異なりますが、症状はほぼ同じで、治療方針も共通です。
白斑・赤斑(パッチ)
米国がん治療センター(Cancer Treatment Centers of America)は、舌がんの初期症状として口内に現れる白色や赤色の斑点を挙げています。これらの斑点は舌だけでなく、口腔粘膜、口蓋、歯茎にも出現します。痛みを伴うこともありますが、必ずしも痛みがあるわけではありません。
特に白斑は最も一般的で、放置すると悪性化するリスクがあります。白と赤が混在した斑点や、平坦で鮮やかな赤斑は悪性化しやすいとされています。
口内を誤って噛んだり、熱い食べ物で火傷した場合も同様の斑点ができることがありますが、外傷によるものは数日で自然に消えるのに対し、がん性の斑点は数週間以上持続します。
嚥下や咀嚼時の違和感
舌がんのもう一つの代表的な症状は、食べ物を噛む・飲み込む際の痛みや違和感です。風邪や扁桃炎でも同様の症状が現れますが、がんの場合は症状が長期間続き、発熱や鼻づまりといった風邪特有の症状は伴いません。
耳・鼻・喉に現れる症状
比較的稀ですが、以下のような症状が出ることがあります。
- 片側または両側の耳の痛みや違和感
- 声がかすれる、声の深みが変わる
- 口腔内のしびれや感覚異常
- 口内出血や持続的な痛み
早期受診の重要性
舌がんと似た症状を示す良性疾患は多数ありますが、症状が続く場合は速やかに医師の診察を受けることが重要です。早期にがんを発見すれば、完全な回復の可能性が最も高まります。
