水痘(チキンポックス)に関する興味深い事実
水痘は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が引き起こす非常に感染力の高い疾患です。子どもに多く見られますが、子どもの頃に感染しなかった人や症状が軽かった人は、大人になっても水痘にかかることがあります。さらに、かつて水痘にかかったことがある成人ではウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症することがあります。CDC(米国疾病予防管理センター)によると、ワクチン導入前は季節性の流行があり、春にピークを迎えていました。
感染経路
水痘は感染者との直接接触だけでなく、空気中の飛沫でも感染します。感染者が咳やくしゃみをすると、同じ部屋にいるだけでウイルスに曝露される可能性があります。CDCは、発疹が出る2日前から、すべての水疱がかさぶたになるまでが感染力があるとしています。
主な症状
水痘の特徴は、全身に広がるかゆみを伴う水疱性の発疹です。発熱や倦怠感を伴うこともあります。水疱は最大で500個に達し、通常は5〜7日間続きます。
予後
健康な子どもや若年成人では、重症化することはまれです。一方、成人は症状が重くなる傾向があり、特に子どもから感染した場合に注意が必要です。ワクチンが登場する前は、毎年100〜150人が水痘で死亡し、約10,500人が入院していました。水痘は細菌感染や肺炎などの合併症リスクも高めます。
予防策
2006年以降、2回接種の水痘ワクチンがすべての子どもとハイリスク成人(未感染者、教育・医療従事者など)に推奨されています。また、過去に水痘にかかった成人が帯状疱疹を予防する目的でも接種が勧められています。ワクチン接種後に感染した場合でも、症状は軽く、約50個程度の赤い斑点に留まります。
