手の痛みの原因
手の痛みは、タイピングなど手を頻繁に使う人に多く見られる一般的な症状です。原因はさまざまで、放置すると慢性化や組織損傷につながることがあります。以下に主な原因と対策を紹介します。
関節炎
関節炎は関節の炎症全般を指す総称です。変形性関節症やリウマチ性関節炎(RA)などがあります。特にリウマチ性関節炎は手の痛みの主な原因です。治療法は確立されていませんが、ヨガや適度な運動、最新の薬物療法で症状緩和が期待できます。
手根管症候群
手根管症候群は手首で正中神経が圧迫される疾患です。手のひらのしびれや感覚低下、握力低下が見られます。原因はリウマチ性関節炎や繰り返しの作業(長時間のタイピング、マウス操作)などです。適切な姿勢や休憩、ストレッチが予防につながります。
外傷・損傷
外傷や怪我の後遺症として手の痛みが続くことがあります。骨折や腱・筋肉の損傷は回復に時間がかかり、長期的な痛みを引き起こすことがあります。氷クリームのような作業で手を繰り返し圧迫すると、ストレス骨折(微細骨折)が起こりやすくなります。
捻挫・筋肉損傷(スプリーン・ストレイン)
軽度の外傷で骨折がなくても、筋肉や靭帯に損傷が起きることがあります。筋肉の過度な使用で起こるのが筋損傷(ストレイン)で、例えば大量の買い物袋を持つと起こります。靭帯が急激に伸ばされたりねじれた場合は捻挫(スプリーン)となります。手を伸ばしたまま転倒した際に起こりやすいです。
関節・皮膚の感染症
高熱や皮膚発疹を伴う手の痛みは感染症の可能性があります。ブドウ球菌感染は抗生物質で治療できますが、放置すると全身に広がり、重篤な合併症(心不全、脳障害、死亡)を招く恐れがあります。開放創や切り傷がある場合は特に注意が必要です。
