静脈内薬物乱用のサインと対処法
静脈注射による薬物乱用(俗称「shooting up」)は、主にヘロインが対象ですが、他の薬物でも同様に行われます。ヘロイン使用は、身体的な痕跡や典型的な依存行動から見分けられます。また、汚染された注射針の使用は、肝炎やHIV感染のリスクを高め、これらの感染症がさらに身体症状を引き起こします。
ヘロイン使用の身体的サイン
- 腕の内側(特に肘の裏)に見られる小さな赤い痕跡、ピンポイントの刺し跡、またはあざ。これは「トラック」と呼ばれ、静脈注射の典型的な痕跡です。ただし、糖尿病患者など医療目的で針を使用する人にも同様の痕跡が現れることがあります。
- 暗い場所でも極端に縮んだ瞳孔。ヘロインが筋肉を弛緩させ、網膜の緊張が低下するために起こります。
依存者にみられる行動パターン
- 強い身体的欲求に駆られ、薬物を入手できないときは盗みや金銭の浪費に走ることがあります。頻繁に物を盗む、借りる、または所有物を売却しても資金が尽きる場合は、依存症の可能性が高いです。
- 投与直後に「ノッディング」と呼ばれる半覚醒状態に陥り、眠りと覚醒の間のぼんやりとした状態になることがあります。この状態からは簡単に呼び戻すことができません。
長期依存症がもたらす症状
- 著しい体重減少と極端に痩せた外見。皮膚は蒼白になり、弾力が低下(皮膚をつまむと元に戻らない)します。
- 全般的な健康状態の悪化:歯の損傷、消化不良、慢性的な感染症など。これらは薬物そのものだけでなく、依存による自己管理の欠如が原因となることが多いです。
ヘロイン使用者は、上記の身体的・行動的サインに加えて、肝炎やHIVなどの感染症リスクも抱えているため、早期の医療介入と適切な支援が重要です。
