第一ステップ:デトックス
ほとんどの依存症治療は、入院・外来を問わず、まずデトックスから始まります。デトックスは、依存物質から身体を安全に離脱させる期間で、通常5日から数週間続きます。離脱症状を和らげるために薬が投与されることもあります。医療施設で行うのは、重篤な症状が出た場合にすぐ対応できるようにするためです。デトックスは入院治療の一部ですが、以降の治療が必ずしも入院になるわけではありません。
入院リハビリ(インパーション治療)
デトックス後、入院リハビリでは24時間体制で患者を監視しながら、個別カウンセリング、集団療法、禁酒・禁薬生活の指導など多様なプログラムが提供されます。ほとんどは自主的に受ける治療で、重度の場合に限り強制入院となります。治療期間は数週間から数か月と患者の状態により異なり、退院後は外来リハビリへ移行するケースが一般的です。
外来リハビリ(アウトパティエント治療)
外来リハビリは、施設で治療を受けながら自宅や職場に通う形態です。入院と同様に日々のセラピーやグループセッションが中心で、治療時間は患者のスケジュールに合わせて設定されます。入院に比べて費用が抑えられ、治療期間も柔軟です。多くの患者は、AA(アルコホーリクス・アノニマス)やNA(ナルコティクス・アノニマス)といった自助グループにも参加し、回復を支援します。
代替療法
リハビリ以外にも、個別のセラピー、依存症ミーティング、ホリスティック療法、催眠療法などが併用されることがあります。単独で効果を期待するよりも、リハビリと組み合わせることで回復率が高まります。
注意点
治療は専門家との十分な相談の上で決定すべきです。依存症は放置すると深刻化し、最悪の場合は命に関わります。問題を感じたら早めに医療機関へ相談しましょう。
