耳の圧力が引き起こすめまい

めまいは、患者が感じるめまい感覚のことを指し、主観的めまいと客観的めまいに分けられます。客観的めまいは周囲の物や環境が回転しているように感じる状態で、主観的めまいは自分自身が回転していると感じる状態です。多くの場合、内耳の異常、特に圧力がかかることでめまいが引き起こされます。

内耳とバランス感覚

内耳には液体が満たされており、その中に前庭神経が走っています。液体の動きが神経に伝わり、脳の平衡感覚中枢へ情報が送られます。感染や圧力が内耳に生じると、前庭神経の信号が乱れ、めまいが発生します。

良性発作性位置性めまい(BPPV)

良性発作性位置性めまいは、内耳の一部にカルシウム炭酸塩の結晶(耳石)がたまり、液体の流れを妨げることで起こります。耳石が動くたびに圧力が変化し、めまいを引き起こします。

メニエール病

メニエール病は、内耳の蝸牛や前庭器官に過剰な液体がたまり、圧力が上昇することで一部が破裂し、液体が別の部位へ流れ込む結果、めまいが発生します。

前庭神経炎

前庭神経炎は、前庭神経の炎症により神経が腫れ、内耳に対する圧力が増大します。この圧力変化がめまいの原因となります。

外部要因によるめまい

外部からの圧力変化もめまいを引き起こすことがあります。高度が変化する環境や急激な気圧変動、強い音などにより耳内圧が乱れ、めまいが生じます。これはトゥリオ現象(Tullio現象)と呼ばれます。

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