耳鳴りの医学的な原因

耳鳴りは医学的にはティンパナス(tinnitus)と呼ばれ、片耳または両耳で起こります。ティンパナスは、良性の場合もあれば深刻な場合もある基礎疾患の症状です。たとえば、難聴が生じると脳は失われた音を補うために自ら音を生成し、これが耳鳴りとして感じられます。耳鳴りは軽度の不快感から日常生活に支障をきたすほど重篤になることがあります。原因の特定と適切な治療のために、必ず医師の診察を受けましょう。

耳感染症

中耳の炎症(鼓膜、耳小骨、聴覚小骨など)が起こると、耳鳴りが一時的に現れることがあります。大人も子どもも感染症により耳鳴りを経験します。

耳硬化症(オトスカルロシス)

中耳の骨が異常に硬くなったり成長したりすると、音を増幅する機能が低下し、重度の難聴とともに耳鳴りが生じます。

メニエール病

内耳の液体バランスが乱れることで発症すると考えられ、通常は片耳に症状が出ますが、両耳になることもあります。耳鳴りは軽度から重度までさまざまです。

ライム病

ダニに刺されることでボレリア・ブルグドフェリという細菌に感染し、進行すると筋骨格系、神経系、心臓など様々な症状が現れます。その過程で耳鳴りが現れることがあります。

血液循環不全

高血圧、低血圧、糖尿病、コレステロール過多などの疾患は全身の血流を悪化させ、脳や耳への血流低下が耳鳴りを引き起こすことがあります。

薬剤性

アスピリンやNSAID、ループ利尿薬、特定の化学療法薬、キニーネなどのototoxic(耳毒性)薬は内耳の構造を損傷し、難聴や耳鳴りを悪化させます。薬剤使用後に耳鳴りが出た場合は医師に相談してください。

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