補聴器の種類と選び方ガイド

音声処理

アナログ増幅は1899年から1990年代半ばまで主流で、マイク、増幅器、音量調整、スピーカーだけで構成され、すべての音を同じ程度に増幅するため、騒がしい環境では音量が大きくなりすぎたり、ヒスや啸音が発生しやすいという課題がありました。デジタル補聴器はコンピュータチップで音声をデジタル化・解析し、音声が検出されると母音と子音を適切な比率で増幅し、会話をクリアにします。騒音が検出されると追加マイクが作動し、ノイズ除去アルゴリズムが働いて背景音を抑制し、言葉が聞き取りやすくなります。

サイズ

補聴器は耳の内部に装着するタイプ(ITE)と耳の後ろに装着するタイプ(BTE)に大別されます。ITE はカスタムシェルに電子部品を組み込み、完全耳道内装着(CIC)からフルシェルまでサイズがあります。CIC は紙クリップの内側程度の大きさで耳道奥深くに収まり、フルシェルは耳全体を覆います。製作には耳型の印象が必要で、完成まで1〜2週間かかります。カラーはピンク、ベージュ、ブラウンなど限られています。BTE は本体を耳の後ろに置き、チューブやワイヤで音を耳道に送ります。マイクロBTE、ミニBTE、標準BTE の3段階があり、マイクロBTE は紙クリップの内側程度、標準BTE は大きめの紙クリップサイズです。ミニBTE・マイクロBTE は目立ちにくく、髪色に合わせたカラーや交換可能ケースが選べ、即日購入も可能です。

機能

デジタル補聴器は高度なフィードバックキャンセルアルゴリズムを搭載し、音声を環境別に分類・処理します。音楽、交通、レストラン、静かな場所などに最適化された設定が自動で適用され、左右の補聴器が無線で連携して音源定位や音量・プログラムの同期が可能です。ユーザーの音量や音質の好みを学習し、Bluetooth によりスマートフォンや iPod、GPS などとワイヤレス接続できるモデルもあります。

選択時のポイント

多くの方は目立たない小型の補聴器を希望しますが、耳道が狭い場合は最小サイズでも外側に出て見えてしまうことがあります。価格は1台あたり最大3,000ドル程度で、保険適用の有無を事前に確認しましょう。必ずしも高価で最先端の機種が必要なわけではなく、聴覚専門家のアドバイスを受けて自分に最適なタイプを選ぶことが重要です。

注意点

補聴器は米国食品医薬品局(FDA)の規制対象です。購入前に聴覚専門家による聴力検査と医師の診断書が必要で、これらは購入から6か月以内に取得しておく必要があります。

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