重要性

米国イリノイ大学眼・耳病院の Eye Digest によると、50 歳以上の米国人約 490 万人がドライアイを患っています。AllAboutVision.com の報告では、女性の方が男性よりもはるかに多くドライアイになることが示されています。

診断

ドライアイには、涙の水分(房水)が不足するタイプと、涙膜が弱く不安定で蒸発しやすくなる「蒸発性ドライアイ」の2 種類があります。蒸発性ドライアイは、涙膜が十分に保護できないことが原因です。

原因

AllAboutVision.com によれば、蒸発性ドライアイは加齢や閉経、血圧降下薬・抗ヒスタミン薬・抗うつ薬・経口避妊薬などの副作用、喫煙、長時間のコンタクトレンズ装着、乾燥した風が強く埃が多い環境などが主な原因とされています。

症状

目の乾燥感に加えて、かゆみ、焼けるような痛み、赤みが現れます。まるで目の中に異物が入っているような感覚を覚えることもあります。

関連疾患

涙腺や涙の分泌に影響を与える疾患として、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、関節リウマチ、甲状腺機能異常などがあります。これらは瞬きの頻度を低下させ、ドライアイを引き起こすことがあります。また、眼瞼炎(まぶたの炎症)やその他の眼の炎症性疾患もドライアイの原因となります。

治療法

蒸発性ドライアイは根本的に治すことが難しい場合がありますが、処方用点眼薬で症状をコントロールできます。加えて、室内の空気清浄機や加湿器を使用することで、環境中の乾燥を緩和し、症状の軽減が期待できます。