目の医学的問題と対処法

目に急に痛みや赤み、異物感が生じた場合、放置すると視力低下や失明につながる深刻な疾患の可能性があります。症状が軽微でも、早期発見が重要です。定期的な眼科検診を受けることで、症状が出にくい疾患も早期に発見できます。

アカントアメーバ角膜炎

コンタクトレンズの不適切な取り扱いが原因で発症しやすく、治療が難しいことがあります。進行すると角膜移植が必要になることもあります。

原因は淡水や土壌に生息する単細胞生物アカントアメーバです。眼に侵入すると赤み、痛み、涙、異物感、視力低下が現れます。症状が他の角膜炎と似ているため、誤診されやすく、放置すると永久的な視力障害につながります。

予防はレンズの取り扱い時に手をしっかり洗い、医師の指示通りの保存液を使用し、決して水でレンズを洗わないことです。毎晩新しい消毒液でレンズを浸す習慣を徹底しましょう。

眼アレルギー

花粉症やハウスダスト、ペットのフケ、カビなどが原因で結膜に炎症が起きます。かゆみ、涙、灼熱感、赤み、時には眼瞼が腫れて開けにくくなることがあります。

治療は抗ヒスタミン点眼薬や血管収縮剤で症状を抑え、重症例では短期間のステロイド点眼が行われます。

眼瞼炎(ブレファリティス)

まつげの根元や眼瞼縁に炎症が起こり、細菌感染や皮膚疾患が原因です。目の刺激感、灼熱感、涙、異物感、乾燥、赤み、まつげ付近にかさぶたができることがあります。

治療は温罨法やまぶたの清掃、必要に応じて抗菌薬、人工涙液での潤い補給です。

白内障

水晶体内のタンパク質が凝集し、濁りが生じて視界がぼやけます。光が眩しく感じることもあります。

原因は加齢が主で、紫外線曝露がリスクを高めます。UVカットサングラスや広いつばの帽子で予防が可能です。

進行した場合は手術が唯一の治療法で、手術を受けた患者の約90%が視力を回復します。

目と視力障害 - 関連記事