眼圧の治療
眼圧が上昇した状態は眼高血圧と呼ばれます。眼高血圧は緑内障のリスク因子ですが、必ずしも緑内障になるわけではありません。眼高血圧が続くと視神経が損傷し、緑内障へ進行することがあります。そのため、眼圧は定期的に測定し、必要に応じて適切に治療することが重要です。
外科的治療
- 眼圧が高い原因は房水の排出が遅くなることです。薬物療法が効果を示さない場合、手術で房水を排出する道を作ります。レーザー手術では光ビームで小さな開口部を作り、房水の流れを改善します。手術後も点眼薬が必要になることがあり、効果は永久的ではない場合があります。
ベータ遮断薬
- ベータ遮断薬は房水の生成を抑制し、眼圧を下げます。点眼剤やジェルとして使用され、他の点眼薬に比べて刺激が少ないため白内障患者にも処方されます。副作用として低血圧や徐脈が起こることがあります。
アルファ作動薬
- アルファ作動薬は房水の生成を抑えると同時に排出を促進します。使用時に目の刺激感や口・鼻の乾燥を感じることがあります。
アドレナリン作動薬
- アドレナリン作動薬は瞳孔散大により房水の排出を促しますが、アレルギー反応や視力低下、頭痛、心拍リズムの乱れといった重篤な副作用が報告されています。
炭酸脱水酵素阻害薬
- 炭酸脱水酵素阻害薬は房水生成を最大40%抑制します。点眼剤や経口薬として利用されますが、記憶障害、うつ症状、手足のしびれなどの副作用があります。
コリン作動薬
- コリン作動薬は瞳孔を収縮させ、房水の排出を促進します。その結果、暗所での視力低下が起こることがあります。
プロスタグランジン類似薬
- プロスタグランジン類似薬は近年使用が増えている眼圧降下薬で、房水の排出を促します。使用により虹彩の色が徐々に濃くなることがあり、目の刺激感やぼやけた視界が生じることがあります。点眼剤として投与されます。
