眼圧測定の手順と必要な機材

眼圧(眼内圧)は眼球内の液体がかける圧力です。眼科医や検眼士はトノメーターを用いて眼圧を測定し、正常範囲を超えると眼圧亢進や緑内障のリスクが高まります。本稿では、トノメーターを用いた標準的な眼圧測定の流れと準備すべき機材を解説します。

必要な機材

  • トノメーター
  • フルオレセイン(蛍光色素)
  • 局所麻酔用点眼薬
  • アプラシオンプリズム(測定用プリズム)
  • 滅菌ガーゼ
  • 70%イソプロピルアルコール(消毒用)

測定手順

  1. 機材の準備と校正

    プリズムは滅菌水とイソプロピルアルコールでしっかり消毒し、目盛りを「0」に合わせます。トノメーター本体は10 mmHgに校正しておきます。

  2. 患者の姿勢設定

    患者はスリットランプの前に座り、顎と額はそれぞれレストとヘッドバンドに固定します。倍率は10倍に設定します。

  3. 局所麻酔とフルオレセインの投与

    測定前に麻酔点眼薬で角膜を麻酔し、続いてフルオレセインを少量点眼します。フルオレセインは眼表面の血管や傷を可視化する染料です。

  4. トノメーターの配置

    スリットビームを患者の右側からトノメーターのヘッドに向け、青色フィルターを通して広い光線を作ります。これによりフルオレセインのリングがはっきり見えます。

  5. 眼圧の測定

    プリズムを角膜の中心に軽く接触させ、ダイヤルを時計回りに回してフルオレセインの半円が「S」字になるまで調整します。表示された数値が眼圧です。

  6. プリズムの除去と次の眼への切り替え

    測定後はプリズム先端を拭き取り、同様の手順で反対側の眼も測定します。

  7. 結果の確認

    測定中に表示されるリングの形状で眼圧の高低を判断します。リングが所定の位置に合致すれば、正確な眼圧が得られたことになります。

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