埋没まつげ(トリチアシス)の原因と治療法

原因

トラコーマ

トラコーマは、世界で感染性失明の主な原因となる細菌性結膜炎です。衛生状態が悪い地域で子どもから大人へと感染が拡がり、まつげが眼球内側に向くことで埋没まつげ(トリチアシス)を引き起こします。治療は経口抗生物質が中心です。

眼瞼外反(エピベルファロン)

先天性の眼瞼外反は、眼瞼の筋肉や皮膚がまつげを内側へ押し込むことで起こります。特にアジア人に多く、手術により矯正が可能です。

単純トリチアシス

先進国では、1〜2本のまつげが内向きになる単純トリチアシスが一般的です。原因は、汚染された化粧品、コンタクトレンズの不適切な管理、汚れた手での頻繁な眼球接触などで、毛嚢が感染しやすくなります。

症状

毛嚢が腫れ、麦粒腫(ものみず)様の腫瘍ができ、視界が遮られることがあります。放置するとまつげが角膜に擦れ、傷や瘢痕を残す恐れがあります。

治療法

自己処置は絶対に避け、眼科医または眼科専門医の診察を受けてください。軽度の場合は潤滑点眼薬で刺激を和らげ、毛嚢のまつげは電気分解やレーザーで除去します。感染予防のために抗生物質投与が行われ、腫れを抑えるために温湿布や冷湿布が推奨されます。

早期の診断と適切な治療により、視力障害を防ぎ、快適な日常生活を取り戻すことができます。

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