半盲(ヘミアノプシア)の診断方法

半盲(ヘミアノプシア)とは、両眼の視野の半分が失われる状態です。主に視覚を司る後頭葉の損傷が原因で、脳卒中や外傷性脳損傷に伴って起こります。

診断手順

  1. 半盲のタイプを特定する:内側半分が見えない内側半盲(binasal)、外側半分が見えない外側半盲(bitemporal)、両眼で同じ視野が失われる同側半盲(homonymous)があります。
  2. 患者の既往歴を聴取する:視野欠損は眼の問題ではなく脳の障害です。患者は直接的に視力低下に気付かないことが多く、物にぶつかる、つまずく、転倒するなどのエピソードを訴えることがあります。
  3. 読字困難の有無を確認する:半盲患者は読書中に行の途中で文字が抜け落ちることが多いです。右同側半盲の場合は行末や長い単語を読み飛ばし、左同側半盲の場合は行末から次行頭への移動が困難になります。
  4. 心理的症状を観察する:視野の機能している部分に物が入ると驚くことがあり、外出や買い物に強い不安を抱くことがあります。人混みでパニック発作を起こすケースもあります。
  5. 視野検査で診断を確定する:標準的な視力表や色覚表で視野欠損を評価します。文字の読解が困難な患者には、アレン図形、HOTV表、Sheridan Gardner表、Landolt C表など、読み書きが不要な特殊チャートを使用します。

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