一時的失明を招く化学物質:メタノールの危険性
メタノールとは
メタノール(別名:木アルコール、メチルアルコール)は、無色・無臭に近い甘い匂いの液体です。塗料、ニス、シェラック、洗浄剤などの溶剤として広く使用され、また一部のストーブやキャンプ用具の燃料としても利用されています。
メタノール中毒の症状
大量に摂取または吸入すると、メタノールは中毒を引き起こし、以下のような症状が現れます。
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛
- 頭痛・めまい
- 意識混濁・錯乱
- 視界のぼやけ、最悪の場合は一時的な失明
重症例では、永久失明、昏睡、最悪の場合は死亡に至ります。
治療法
メタノール中毒は緊急医療が必要です。主な処置は以下の通りです。
- 胃洗浄(嘔吐を促す)
- 酸素投与と点滴による体液補給
- 必要に応じて、メタノールの代謝を阻害し毒性を抑える解毒剤「フォメピゾール」の投与
緊急時の対応
メタノールに曝露した疑いがある場合は、直ちに救急車(911)を呼び、専門医の診察を受けることが重要です。迅速な治療が予後を大きく左右します。
