DNAZOL プロトコル
DNAZOL プロトコル概要
DNAZOL は特許取得済みの市販試薬で、動物・植物サンプルからゲノムDNAを効率的に抽出できます。試薬は強アルカリ性であるため、作業中は必ず保護手袋・ゴーグル・実験服を着用し、換気の良い場所で作業してください。
手順の概要
- 組織の均質化:試料をDNAZOL 試薬でホモジナイザーで5〜10回撹拌し、必要に応じて遠心分離で大きな残渣を除去します。
- 化学的抽出:DNAZOL により細胞が破壊され、DNA が溶液中に放出されます。
- エタノール洗浄:DNA をエタノールで洗浄し、残留試薬を除去します。
- 溶解:純水または純水と緩衝液の混合液でDNA を溶解させ、最終的な抽出液を得ます。
改良された均質化
動物組織はDNAZOL 試薬を加えて手持ちのホモジナイザーで5〜10回だけ撹拌すれば十分です。軟らかい組織は小さく切断し、マイクロピペットで試薬に移すと均一に処理できます。
植物組織の処理
植物組織は乾氷とエタノール、または液体窒素で粉砕してからDNAZOL で抽出します。粉砕により細胞壁が破壊され、抽出効率が向上します。
遠心分離の必要性
通常は遠心分離は必須ではありませんが、沈殿前に大量の残渣が混在する場合は、遠心分離(数千g、数分)で上清を回収してから次のステップへ進みます。
