閉経期における子宮筋腫の概要と対策

子宮筋腫とは

子宮筋腫は子宮の筋層にできる良性腫瘍で、医学的には「平滑筋腫」や「ミオーマ」と呼ばれます。単発でも多発でも発生し、種子大からグレープフルーツ大までサイズは様々です。極めて稀に悪性化することもありますが、ほとんどは良性です。

原因

正確な原因は不明ですが、ホルモンバランスの乱れと遺伝的要因が関与していると考えられています。妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンが急増するため増大しやすく、更年期や抗ホルモン薬の使用で縮小することが報告されています。

主な症状

閉経期の多くの患者は症状がなく自然に縮小しますが、以下のような症状が現れることがあります。

  • 月経過多や不正出血
  • 腹部の圧迫感・膨満感
  • 頻尿や背部痛
  • 性交時の痛み

検査と診断

症状が子宮筋腫か更年期かを区別するために、まず骨盤診察を行い、子宮や卵巣の大きさやしこりの有無を確認します。その後、超音波検査で腫瘍の有無と位置を視覚的に評価します。超音波で確認できない場合は腹腔鏡検査(ラパロスコピー)で直接観察することがあります。

治療法

症状や腫瘍の大きさに応じて以下の治療が選択されます。

  • ホルモン療法:低用量プロゲストロン(デポ・プロベラ、経口避妊薬、プロゲストロン放出型IUD)で増大を抑制
  • 外科的除去:子宮温存で筋腫だけを除去する筋腫除去術(筋腫切除術)
  • 子宮全摘:症状が重い場合や他の治療が無効な場合は子宮全摘術

まとめ

閉経期に入るとエストロゲンが減少し、子宮筋腫は自然に縮小しやすくなりますが、症状が続く場合は適切な診断と治療が必要です。まずは産婦人科での検査を受け、医師と相談しながら最適な対策を選びましょう。

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