髪がもろくなる原因と抜け毛の対策
遺伝的要因
以下の遺伝性疾患は、髪がもろくなり抜け毛を引き起こすことがあります。
- トリコチオジスチロプシー:両親から劣性遺伝子を受け継ぎ、硫黄が髪軸に取り込めず、細くて脆い髪になります。
- ピリ・トルティ:稀な皮膚疾患で、毛根付近で髪が折れやすくなり、まるで禿げているように見えます。まつげや眉毛も抜けやすいです。
- モニレトリックス:常染色体優性遺伝で、頭皮近くで髪が折れやすくなります。
- ルーズ・アナゲン症候群:毛包内で髪がゆるく成長し、根元から簡単に抜け落ちます。
ヘアスタイリングによる影響
ストレートにしたい、縮毛を伸ばしたい、明るく染めたいといった目的で、次のような強力な薬剤が使用されますが、適切な知識がないまま使用すると髪が弱り、もろくなります。
- 硫酸アンモニウムチオグリコレート、過酸化水素、苛性ソーダなどのパーマ薬剤。
- 頻繁なヘアカラーは、取得性トリコリキシス・ノドーサを引き起こすことがあります。髪軸に結節ができ、そこが割れやすくなります。
- きつすぎる編み込みやウィーブ接着剤による刺激は、頭頂部や側頭部の髪が抜けやすくなります。
栄養不足が招く抜け毛
髪の健康に必要な栄養素が不足すると、抜け毛や薄毛が顕著になります。主な栄養素は以下の通りです。
- たんぱく質:赤身肉や乳製品で補給。
- ヨウ素:ヨウ素添加塩で摂取。
- ビオチン:卵黄に豊富に含まれます。
その他の疾患や要因
栄養以外の要因として、以下の疾患や行動が抜け毛を引き起こすことがあります。
- トリコチロマニア:根元から髪を引き抜く衝動に駆られる精神疾患。
- 白癬(リングワーム):頭皮に乾燥した鱗屑ができ、毛が抜けやすくなります。
- サルコイドーシス:頭皮の炎症が毛根を傷つけます。
- 乳がんの転移:頭皮に硬い結節ができ、そこから髪が抜け落ちます。
上記の原因を正しく理解し、適切な医療機関や専門家に相談することで、もろい髪や抜け毛の改善が期待できます。
