脱毛の遺伝子はどこから来るのか?
母系の影響
最も一般的な脱毛は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の蓄積が原因です。DHTは毛包のアンドロゲン受容体に結合しますが、この受容体遺伝子はX染色体上にあり、母親から息子へ受け継がれます。受容体が過剰にあると、DHTが多く結合し、男性型脱毛が進行します。
男性型脱毛症(アンドロゲン性脱毛症)
父親から息子へ受け継がれる複数の遺伝子が関与し、父親と同様の脱毛パターンを示すことがあります。この遺伝はY染色体ではなく、主にアンドロゲン受容体遺伝子とは別の遺伝子群が影響します。
遺伝子変異
スタンフォード大学、ロックフェラー大学、コロンビア大学の研究により、遺伝性低毛症単純型(hereditary hypotrichosis simplex)という遺伝子変異が、幼少期から毛包を縮小させ、時間とともに髪が細くなることが明らかになっています。この変異が遺伝するかどうかは現在も不明です。
以上のように、男性型脱毛は母系・父系の遺伝要因と、稀な遺伝子変異の組み合わせによって起こります。
