正常な脱毛と異常な脱毛の診断方法
シンクに落ちた髪の毛を見て、異常な脱毛が進んでいるのではと不安になることがあります。米国脱毛協会(AHLA)によれば、脱毛(alopecia)という言葉は遺伝的要因と環境的要因の両方を指します。医師と共に、正常な抜け毛の範囲を確認し、環境因子や遺伝的要因を評価し、既存の評価尺度で脱毛の程度を測定すれば、正常範囲を超える脱毛かどうかを判断できます。
必要なもの
- 1日に抜け落ちた頭髪の本数
- 考えられる環境要因のリスト
- 考えられる遺伝要因のリスト
- 男性用:ノーウッドスケール
- 女性用:リュードヴィヒ・サヴィン スケール
診断手順
- 抜け毛の量を観察する。 Mayo Clinicによると、頭皮の毛は1日あたり約50〜100本が自然に抜けます。約10万本の毛がある人が多く、通常は目立ちません。過度の抜け毛や部分的な薄毛は異常のサインです。
- 環境要因を分析する。 極端なヘアスタイル、カラーリング、抜毛症(トリコチロマニア)などは毛根にダメージを与える可能性があります。過度なダイエットや摂食障害によるタンパク質不足、白癬(リングワーム)などの感染症、外科手術や化学療法、痛風・心臓病・高血圧・避妊薬・関節炎・うつ病の治療薬も脱毛の原因となります。
- 遺伝的要因を評価する。 最も一般的なのは男性型脱毛症(AGA)で、男女合わせて約33%が罹患し、男性脱毛の95%を占めます。テストステロンから生成されるジヒドロテストステロン(DHT)が毛包を縮小させます。女性では、ループスや糖尿病も遺伝的要因として挙げられます。
- 脱毛の程度を尺度で評価する。 医師は男性にノーウッドスケール、女性にリュードヴィヒ・サヴィン スケールを用いて診断します。女性の場合、ホルモン(テストステロン)、鉄、甲状腺機能、血球数の検査が併用され、必要に応じて頭皮生検も行われます。男性は前頭部の髪線が後退し、女性は全体的に薄くなる傾向があります。
- 診断結果に基づき治療を検討する。 男性型脱毛症には、前立腺肥大症治療薬として承認されたフィナステリドが有効です。女性の場合は、抗アンドロゲン薬(スピロノラクトン、タガメット)やホルモン補充療法が選択肢となります。
