女性はいつから髪が薄くなり始め、どのように進行するのか?
はじめに
女性の脱毛で最も一般的なのは、男性型脱毛症と同様の原因で起こる「女性型脱毛症(アンドロゲン性脱毛症)」です。
年齢と発症時期
遺伝とホルモンの影響で起こり、閉経後に顕在化することが多いですが、20代・30代から始まるケースもあります。頭頂部やこめかみから徐々に髪が細くなり、前頭部の生え際が後退することがあります。
ホルモンの変化
妊娠中に大量に分泌されるエストロゲンとプロゲステロンは毛周期を伸長期に保ちます。閉経でこれらのホルモンが減少すると、毛髪が抜けやすくなります。
その他の医学的要因
甲状腺疾患、貧血、全身性エリテマトーデス(SLE)なども脱毛の原因になります。突然の脱毛や原因不明の抜け毛がある場合は、基礎疾患の有無を医師に確認してもらいましょう。
薬剤の影響
化学療法など一部の薬剤は脱毛を副作用として引き起こします。化学療法による脱毛は通常一時的で、治療終了後に再び髪が生えてきます。
ストレス
大きな精神的・身体的ストレスは「休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)」を引き起こし、数か月後に抜け毛が増えることがあります。離婚、失業、親しい人の死などが典型例です。
外傷
頭皮へのやけどや外傷も毛根を損傷し、局所的な脱毛を招きます。
ヘアスタイルによる影響
きついポニーテールや編み込みなど、髪に強い張力がかかるスタイルは「牽引性脱毛」を引き起こします。張力のかからないヘアスタイルに切り替えることで予防できます。
