片頭痛の治療法
片頭痛は数時間から数日にわたって続く激しい頭痛です。痛みが強く、光に敏感になるため、暗闇で横になることが多くなります。原因は完全には解明されていませんが、ホルモンバランス、ストレス、感覚刺激などが関与していると考えられています。嘔吐や激しい吐き気を伴う場合は、救急外来を受診することがあります。救急医はまず鎮痛薬で痛みを抑え、症状に応じて以下の薬剤を使用します。
制吐薬
- 激しい吐き気がある場合、メトクロプラミド(経口)やプロクロルペラジン(坐薬)などが処方されます。
エルゴート薬
- 48時間以上続く片頭痛には、ミゲルゴトやカフェルゴトといったエルゴート系薬剤が使用され、疼痛緩和と副作用の少なさが期待されます。
ブタルビタル系薬剤
- ブタルビタルは鎮静作用を持ち、アスピリンやアセトアミノフェンと組み合わせて使用されます。コードインと組み合わせたエスジック・プラスなどもありますが、リバウンド頭痛のリスクがあるため、他の薬が効果を示さない場合に限定して使用されます。
オピエート系薬剤
- 非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやナプロキセン)が効果を示さない場合、依存性のあるオピエート系鎮痛薬が慎重に投与されます。
フォローアップと予防治療
- 救急治療後はかかりつけ医でのフォローアップが重要です。片頭痛患者の約半数が予防的治療の恩恵を受けられるとされていますが、実際に予防薬を使用しているのは10人に1人程度です。予防薬には、抗てんかん薬(デパコート)やベータブロッカー(カルナ、イソプチン)などがあります。
