心筋梗塞後の回復:心臓の健康を高めるために摂るべき食品と控えるべき食品
心筋梗塞後の治療の主な目的は、再発を防ぎ、脳卒中などの合併症リスクを低減することです。
食事は心臓の機能に直結しています。根拠のある食生活の改善は、再発の確率を下げる重要な手段です。
以下に、心臓に優しい食品とできるだけ控えるべき食品を簡潔にまとめました。
心臓に優しい食事パターンの例
- 新鮮な果物・野菜
- ナッツ・種子類
- 豆類(大豆、レンズ豆など)
- 魚介類
- 全粒粉のパン、パスタ、シリアル
- 植物性油(特にエクストラバージンオリーブオイル)
- 卵(1週間に6個までが目安)
- 赤身の肉
- 皮なしの鶏肉
これらは飽和脂肪酸、ナトリウム、加糖が少なく、過剰摂取が再発リスクを高める要因となります。
新鮮な野菜や果物が手に入らない場合は、塩・バター・砂糖無添加の缶詰や冷凍品でも構いません。原材料が「〇〇」だけのものを選びましょう。
オメガ‑3 が豊富な脂肪魚のおすすめ
脂肪魚はオメガ‑3 脂肪酸が豊富で、トリグリセリド低下、炎症抑制、血管健康に寄与します。水煮やオイル不使用のものを選び、週に最低2回の摂取を目指しましょう。
具体的な例:
- サーモン
- サーディン
- トラウト
- ニシン
- サバ
飲み物の選び方
基本は水です。味が欲しいときはレモン、キュウリ、ベリーなどの自然なフレーバーを加えてもOK。炭酸水やハーブティーも心臓に優しい飲み物です。
加糖飲料は控え、アルコールは米国心臓協会(AHA)の指針に従い最小限に抑えましょう。
控えるべき食品・飲料
- ファストフード・揚げ物
- 塩分が添加された缶詰(野菜・豆以外)
- キャンディ、チップスなどの塩味スナック
- 加工冷凍食品、クッキー、ケーキ、アイスクリーム
- 高糖調味料(マヨネーズ、ケチャップ、パッケージドレッシング)
- 赤身肉は少量に留める
- アルコール
- トランス脂肪酸を含む部分水素添加油
- 加工肉(デリミート、ハム、ソーセージ)
- ピザ、バーガー、ホットドッグ
AHAは成人の1日のナトリウム摂取上限を2,300 mg、血圧が高い人は1,500 mg以下に設定しています。
証拠に基づく食事法の例
地中海食
健康的な脂肪(オリーブオイル)・豆類・魚・全粒穀物・豊富な野菜・果物を中心にし、乳製品と肉は適量に抑えます。長期研究で心血管疾患や脳卒中リスクの低下が示されています。
DASH(高血圧予防食)
野菜・果物・低脂肪乳製品・赤身たんぱく質を中心にし、ナトリウムを減らす食事です。自宅調理と食品ラベルのナトリウム確認が成功の鍵です。
植物性中心の食事
果物・野菜・全粒穀物・豆類・ナッツ・種子を主にし、動物性食品を最小限にします。研究では心疾患、がん、脳卒中、2型糖尿病のリスク低減と関連しています。
肉は飽和脂肪とコレステロールの主要供給源であるため、総エネルギーの6 %未満に抑えることが推奨されます。
サプリメントとその他の生活習慣
血液検査で欠乏が確認された場合にのみサプリメントを検討してください。心筋梗塞後にチェックされることが多い栄養素はビタミンD、C、E、B群、マグネシウム、オメガ‑3 です。必ず医師や管理栄養士と相談し、第三者機関の認証を受けた製品を選びましょう。
さらに、定期的な運動、十分な睡眠、ストレス管理、処方薬の遵守も心臓にとって不可欠です。個々の病歴や生活スタイルに合わせた食事プランは、医師や登録栄養士、認定栄養士に相談して作成してください。
