肝臓の主な疾患とその特徴

肝臓は体内で最大の臓器で、解毒や栄養素の合成など多くの重要な役割を担っています。しかし、生活習慣や感染症などで肝臓に負担がかかると、さまざまな疾患を引き起こす可能性があります。

A型肝炎

A型肝炎は、感染者との接触や汚染された食物・水から簡単に感染する肝臓の炎症です。必ずしも症状が出るわけではありませんが、濃い尿、発熱、吐き気、腹痛などが現れることがあります。症状は最大で6か月続くことがあり、軽症であれば治療なしでも自然に回復します。ただし、既に慢性肝疾患を抱えている場合は急性肝不全に陥り、入院や肝移植が必要になるリスクがあります。

B型肝炎

B型肝炎ウイルスは性行為や注射器の共有などで体内に侵入し、肝臓を炎症させます。感染後2~3か月で食欲不振、濃い尿、倦怠感、嘔吐、関節痛などが現れます。症状は軽度から重度まで幅がありますが、慢性化すると終生にわたる肝臓の障害となり、最終的には肝細胞がんのリスクが高まります。

C型肝炎

C型肝炎は血液を介して感染し、症状がほとんど出ないことから「沈黙のストーカー」とも呼ばれます。感染していても数年から数十年は自覚症状がなく、肝臓の損傷が進行した時点で初めて疲労感や吐き気、目白や皮膚の黄疸が現れます。初期症状はインフルエンザ様の倦怠感や肝臓部位の圧痛程度です。

肝硬変

肝硬変は肝臓が瘢痕化し、正常な機能が失われた状態です。多くの場合、症状が出るのはすでに肝臓が大きく損傷した後です。主な症状として、倦怠感の増大、出血やあざができやすくなる、腹部に水がたまりやすい(腹水)ことが挙げられます。原因は長期のアルコール摂取、B型・C型肝炎、その他の肝疾患などです。

肝臓がん

肝臓がんは世界的に増加しているが、米国では原発性肝臓がんは比較的まれです。原因の多くは不明ですが、慢性のB型・C型肝炎ウイルス感染がリスク因子として知られています。初期症状は軽微で、腹部の腫れ、体重減少、黄疸(皮膚や眼白の黄色化)などが見られます。

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