肝硬変の重症度を評価するChild‑Pughスコアの使い方
肝硬変は慢性肝疾患に伴い、肝組織が線維性瘢痕組織へ置換される状態です。肝機能が徐々に低下し、重症度は主にChild‑Pughスコアで評価されます。このスコアは予後や治療方針の決定に用いられます。
必要な検査項目
- ビリルビン値
- 血清アルブミン値
- 国際標準化比(INR)
- 腹水の有無
- 肝性脳症の有無
評価手順
ビリルビンの評価
血中ビリルビン濃度が34 mg/dL未満なら1点、34〜50 mg/dLなら2点、50 mg/dL超なら3点を加算します。
血清アルブミンの評価
アルブミンが35 g/L以上なら1点、28〜35 g/Lなら2点、28 g/L未満なら3点を加算します。
INRの評価
INRが1.7未満なら1点、1.7〜2.2なら2点、2.2超なら3点を加算します。
腹水の評価
腹水が認められない場合は1点、軽度の腹水は2点、重度の腹水は3点を加算します。
肝性脳症の評価
軽度の肝性脳症は1点、重度は2点を加算します。
総合スコアの判定
合計点が5〜6点はクラスA(2年生存率85%)、7〜9点はクラスB(1年生存率81%、2年生存率57%)、10点以上はクラスC(1年生存率45%、2年生存率35%)と分類されます。
