慢性B型肝炎の治療法

慢性B型肝炎は、HBV(B型肝炎ウイルス)によって引き起こされる深刻な肝臓感染症です。主に性行為や注射器の共有などで感染した人の体液と接触することで感染します。進行すると肝硬変や肝臓がん、肝不全などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。主な症状は、吐き気・嘔吐、腹痛、濃い尿、倦怠感、皮膚や眼球結膜の黄疸です。

治療の流れ

  1. 早期受診と予防接種:感染が疑われる場合は速やかに医師の診察を受けましょう。24時間以内にHBV免疫グロブリンを投与すれば発症を防げることがあります。また、Mayo Clinic の推奨に従い、3回に分けてB型肝炎ワクチンを接種します。

  2. 抗ウイルス薬による治療:診断が確定したら薬物療法を開始します。代表的な薬剤は以下の通りです。

    • インターフェロン:体内の免疫応答を高め、HBVの増殖を抑制。
    • テラビュディン(テラビジン):HBVの細胞内複製を阻止。
    • エンテカビル:経口抗ウイルス薬で、ウイルス量の低減に有効。
    • ラミブジン:テラビュディンと同様の作用ですが効果はやや弱い。
    • アデフォビルジピホキシル:細胞内でのHBV複製を抑える。
  3. 薬剤選択と投薬期間の決定:性別、感染期間、肝機能など個々の条件を踏まえて、医師と相談しながら最適な薬剤と投薬期間を決めます。治療の第一目標はウイルス量の減少と免疫力の強化で、エンテカビルがよく選択されます(Hepatitis B Advocate)。

  4. 肝移植の検討:薬物療法が効果を示さない場合、肝移植が最終的な選択肢となります。近年は移植技術の向上により成功率は上がっていますが、適合肝臓の供給不足が依然として課題です(Mayo Clinic)。

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