単純ヘルペス(口唇ヘルペス)の治療法

口唇ヘルペスはHSV-1(単純ヘルペスウイルス1型)によって引き起こされる口腔内のヘルペスです。主な治療は局所または経口で投与する抗ウイルス薬です。頻繁に再発する人は医師の指示で毎日抑制療法を受けることがあります。完全な治癒はありませんが、治療により症状は軽減し、時間とともに再発回数は減少することが多いです。

アシクロビル

アシクロビルはヘルペス全般に用いられる最古の抗ウイルス薬です。商品名は「ゾビラックス(Zovirax)」で、外用薬と経口薬があります。製薬会社によれば、発作前の前駆症状(患部の灼熱感や刺すような感覚)が出た段階で投与するのが最も効果的です。水疱ができる前に薬を使用することでウイルス増殖を抑えます。

バラシクロビル

バラシクロビルはアシクロビルを体内で変換して作用させる薬で、商品名は「バルトレックス(Valtrex)」です。アシクロビルより吸収が良く、服用回数が少なくて済みます。メーカーの指示では、前駆症状が出たら1回投与し、12時間後にもう1回の2回投与で1日治療が完了します。アシクロビル系薬はウイルスの複製を阻害します。

ファムシクロビル

ファムシクロビルは有効成分がペンシクロビルの「ファムビル(Famvir)」として販売されています。バラシクロビルと同様に投与回数が少なく、前駆症状が出てから1時間以内に1回服用することが推奨されています。臨床データでは、水疱の治癒時間が短縮され、痛みや圧痛の軽減効果も報告されています。

日常抑制療法

慢性的に口唇ヘルペスが再発する場合、医師は毎日一定量の抗ウイルス薬を服用する抑制療法を処方することがあります。これにより再発回数が減少し、場合によっては発症自体を防ぐことが期待できます。

その他の対処法

市販の軟膏や鎮痛剤で症状緩和は可能ですが、HSV-1の根本的な原因に対処できるのはアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなど抗ウイルス剤のみです。

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