口内ヘルペスですか?
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は、口唇ヘルペス(いわゆるカムロウ)を引き起こすウイルスです。通常は口の外側にできる水疱ですが、口腔内の歯茎や硬口蓋にできることもあります。口内の潰瘍がヘルペス性か単なる口内炎かは、医師の診断が必要です。
症状
- 口唇ヘルペスは、発症前に患部がチクチクしたり灼熱感を伴うことが多いです。症状が出ると、赤い水疱ができ、破裂して液体が出た後、かさぶたになり黄色く変色します。多くは唇や顔面に現れますが、まれに歯茎や硬口蓋にもできます。
感染経路
- HSV-1は症状が出ているときだけでなく、無症状のウイルス排出(asymptomatic viral shedding)でも簡単に感染します。皮膚と皮膚の接触や、タオル・食器などの共有物を介して広がります。米国では約68%の人がHSV-1に感染しているとされています。
治療法
- 抗ウイルス薬が主な治療法です。アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどが処方され、頻繁に再発する人には予防的に使用されます。多くのケースは1週間前後で自然に治りますが、完治させる治療法は現在ありません。
合併症
- HSV-1は口腔から性器へ感染し、性器ヘルペスを引き起こすことがありますが、性器ヘルペスの大半はHSV-2が原因です。免疫力が低下した人(乳児や免疫抑制患者)への感染は重症化しやすく、接触を避けるべきです。また、口唇ヘルペスが目やまぶたに感染すると失明につながる危険性があります。
