口唇ヘルペス対策の実践的ヒント

単純ヘルペスウイルスが原因で起こる口唇ヘルペスは、唇や歯茎、口蓋に水疱ができる感染症です。水疱ができる1日前後に、患部がチクチクとした感覚(ティング)を感じることがあります。このサインを捉えて早めに対処すれば、症状を軽減できます。水疱はウイルスを含んだ液体で満たされ、破裂すると傷口は乾きかさぶたになります。完治までに最大10日ほどかかります。


局所用クリームと抗ウイルス薬

  • ドラッグストアでは、ティングが起きた段階で塗布すると水疱の発生を抑えるとされる軟膏が多数販売されています。代表的なものにアブレバ(Abreva)があります。これらは治癒を早め、かさぶたが硬くなるのを防ぎ、痛みを和らげる効果が期待できます。水疱が破裂して液体が排出された後は、抗ウイルス薬(例:アシクロビル)を服用すると症状が軽減し、乾燥が促進されます。頻繁に発症する人や重症例は、医師の指導のもと毎日抗ウイルス薬を服用し、再発を予防することも可能です。

氷での対処

  • 水疱ができる前のティング期に、氷や冷たいタオルを患部に当てると、ウイルスが好む温かく湿った環境を冷やすことで、症状の拡大を抑えられることがあります。冷却により血管が収縮し、炎症が和らぎ、結果として水疱のサイズが小さくなる、または発生が遅れることがあります。

過酸化水素での洗浄

  • 過酸化水素(H₂O₂)を含む綿棒で、患部を1日数回優しく拭くと、ウイルスや細菌の除去が促進され、治癒が早まります。酸性の強い食べ物(トマト、柑橘系、炭酸飲料、酢など)は刺激になるため、口唇ヘルペスがあるときは控えるか、摂取後すぐに過酸化水素で洗い流すと良いでしょう。

リジンと自然抽出物の活用

  • リジンは体内でタンパク質合成に使われ、抗体や酵素、ホルモンの生成を助けます。リジン摂取はヘルペスウイルスの増殖を抑制し、症状の拡大を防ぎます。リジンを多く含む食品として、肉類、魚、乳製品(チーズ、ヨーグルト、牛乳)、酵母、麦胚芽があります。サプリメントは1日1,000〜3,000mgが目安です。また、リジン軟膏を患部に直接塗布する方法もあります。
    さらに、金縷梅(ゴールデンシール)、ブドウ種子エキス、エキナケア、オリーブ葉エキスなどの自然抽出物は直接塗布でき、抗ウイルス作用があります。レモンバーム抽出物は特に治癒を早め、再発頻度を減らす効果が報告されています。

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