HSV-1(ヘルペス1型)の症状・感染経路・診断・治療と予防法
HSV-1(ヘルペス1型)とは
HSV-1は単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)によって引き起こされ、主に口唇ヘルペス(いわゆる口唇ヘルペス)として知られています。感染力が高く、症状が出ているときは特に注意が必要です。
症状と感染経路
症状の出現前兆
発症の1〜2日前に、患部に痛みやチクチク感が現れることがあります。発熱、喉の痛み、リンパ節の腫れを伴うこともあります。水疱ができ、数日間は液が出ますが、やがてかさぶたになります。この段階では感染力は低下しますが、数日間はまだ感染の可能性があります。
接触による感染
水疱やかさぶたに触れた食器、コップ、カミソリ、リップクリーム、口紅、歯ブラシ、タオルなどを介してウイルスが伝播します。
唾液による感染
キスや頬への軽いキスでも感染します。特に子どもへの接触は注意が必要です。
感染部位の広がり
主に顔面に現れますが、性器など他の部位にも感染することがあります。活性化した部位に触れると感染リスクが高まります。
無症状キャリア
感染者の約2〜3割は症状が出ませんが、唾液中にウイルスが残り続け、他者に感染させる可能性があります。
再発とトリガー
初感染後20日以内に症状が出ることが多く、症状は7〜10日続きます。発熱、月経、ストレス、日光曝露などが再発のきっかけになります。自分のトリガーを把握し、できるだけ回避することが重要です。
診断と治療
診断方法
症状が出た際に医師が水疱を観察し診断します。血液検査で抗体を測定したり、ウイルスのDNAや培養で確認することも可能です。
自然治癒と日常の注意
多くの場合、数日で自然に治ります。水疱をつぶさず、目や性器など感染しやすい部位に触れないようにし、発症中はこまめに手を洗いましょう。
症状緩和
痛みが強い場合は、市販の外用薬や鎮痛剤を使用できます。温湿布や冷湿布で症状が和らぐこともあります。
抗ウイルス薬
頻繁に再発する場合は、医師の処方による抗ウイルス薬(例:アシクロビル)を使用します。ただし、完全にウイルスを体内から除去することはできません。
予防策
症状が出ているときは、個人用の食器やタオルを共有しない、キスを控える、手洗いを徹底するなどの対策が有効です。
